凝縮基礎短答講座の特徴

法律を学んだことのない人に効率よく法体系を理解してもらうにはどうすればよいか、短期合格には基礎段階でどのような学習が必要か
基礎から短答試験や論文試験の学習へ抵抗なく移行できるようにはどのような講義展開をするべきか、そういったことを徹底的に考えて作成した凝縮基礎短答講座
その特徴と効果をご説明します。

 

法律を学ぶということ

弁理士試験の受験生は、法律を学んだことのない方が非常に多いのが現状です。私もそうでした。法律の勉強は、数学、物理、語学、文学といった学校科目の勉強とは全く異なります。法律の条文とは何なのか、論点とは何なのか、趣旨とは何なのか、といった法律の基礎が解らないと、学習してもきちんとした理解が得られないのです。
 この基礎短答講座は、初めて法律に触れる方が、リーガルマインド(法的思考)を学びながら学習を進められるように作ってあります。
条文の意味、そこに現れる論点、そして条文や立法の趣旨といった内容をきちんと説明し、そのベースを固めた上で具体的な内容を解説するスタイルにより、体系だった理解とゆるぎない知識が得られます

シンプルな図解で法体系を把握

法律を学ぶ上で、フレームワーク(枠組み、各法律の全体像)を学ぶことは非常に重要です。きちんとしたフレームワークを学ぶことで、理解のレベルが高まります。もしフレームワークがなく、条文を順番に解説するという単純なスタイルで学ぶとどうなるでしょうか。結果は、各条文の関連性を理解しない部分的理解の寄せ集めとなり、全範囲が一通り終わっても全体像がよくわからないということになります。
 凝縮基礎短答講座では、法体系上で重要なフレームワークをシンプルな図により説明します。そして、学習を進めるにあたって、フレームワーク上のどの位置を学んでいるのかを常に指摘します。これにより、各条文が法律上のどの位置に位置づけられるのかをしっかりと理解することができます。

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関連条文、関連他法の強力なリンクによる理解力と記憶力の向上

 一般に基礎短答講座は講義回数が多いため、特許、実用新案、意匠、商標と進めると、商標が終わる頃に特許をすっかり忘れていることになります。学ぶべき事が多いため、直列的な学習では記憶を定着するのが非常に困難です。また、各法は、同一部分や異なる部分があるだけでなく、似ているが少し異なる部分が多数存在しています。そして、この少し異なる部分について、短答試験でダイレクトに聞かれ、正確な理解が問われます。一般的な直列的学習では、このような法域間の少し異なる部分を、あいまいに覚えてしまい、短答試験で正解を導き出せないことになります。  凝縮基礎短答講座は、関連する条文、近いが異なる部分を適宜指摘し、比較します。また、法域間でも、同じ点、違う点を丁寧に指摘します。これにより、関連事項を比較しつつ理解し覚えていくことができ、正確で深みのある知識を身につけることができます。

短答試験と論文試験に直結する講義展開

 一般に基礎短答講座は、法律の基礎知識を学ぶことだけに重きが置かれています。これでは、本試験で実際にどのような問題が出るのか、本試験で正解を導き出すために何を覚えれば良いのかが解らないまま学習することになります。このような学習をすると、基礎短答講座が終わった後、短答試験の問題を解いてみると全く答えられない、論文試験の問題を解いてみると何を書いて良いのか全くわからないということになります。
 凝縮基礎短答講座では、講義中に、短答試験のポイント、論文試験のポイントを適宜説明します。そして、短答試験に合格するために重要で理解・暗記すべき事項、論文試験に合格するために重要で理解・暗記すべき事項を、必要に応じて指摘します。また、過去問ベースの短答演習を毎回行い、知識の定着を図ると共に短答試験のポイントも解説します。
 これにより、各試験でどのように聞かれるのか、どう答えるべきか、どう覚えなければならないかを理解しながら学習を進めることができます。さらに、論文対策としては、合格者からの非常に高い評価を受けているキーワード凝縮レジュメ(凝縮論文対策講座で提供)の内容を押さえ、絶対に暗記すべき事項に絞り込んでテキストに下線が引いてあります。このような講義展開により、凝縮基礎短答講座から短答試験の学習、論文試験の学習へスムーズに移行でき、合格へ向けて最短距離を走ることができます。

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基礎レベルから最終合格までずっと使えるテキスト

 凝縮基礎レジュメは、まず初学者が基本を確実に理解・暗記できるように、特許・実用新案・意匠・商標の根幹となる部分を明確に示しています。これにより、大事な部分から順番に学習できるようになっています。
 そして、論文試験の合格に必要な重要判例がテキストの中に多数盛り込まれています。しかも、記載されている判例は、凝縮論文対策講座と同様に、最重要部分を論文本試験で使えるレベルに凝縮して記載してあります。このため、最終合格に至るまでずっと活用できるテキストとなっております。
 さらに、各項目の並びが法律構成のフレームワークに沿っており、よくある条文の順番に並べたレジュメと一線を画する構成となっています。たとえば、よく「実施(2条3項)」がレジュメの最初の方におかれますが、この「実施」に関する論点は、「侵害(68条)」に関する論点と深く関係しています。このため、凝縮基礎短答講座では、「実施」を「侵害」の近くに配置しています。これにより、法体系が理解しやすくなるとともに、情報の散逸を防止しています。
 また、凝縮基礎レジュメは、記載内容の重複を避け、同一部分は引用してまとめてあります。このように情報が一元化されているため、自ら情報を一元化する手間が省けるとともに、関連条文をすぐに比較できます
 このように、理解力の向上と学習効率とを徹底的に考え抜いた凝縮基礎レジュメは、基礎レベルから合格に至るまでずっと使うことができます。この結果、学習途中でベースとなるレジュメを変える必要がなく、効率よく合格へ向けて走ることができます。

通信講座の利点

 凝縮基礎短答講座は、通信講座であり、講義資料を「特実」「意匠」「商標」「条約・著・不」を一括して発送するという特徴を有しています。
このため、受講生は、自分に合うペースで学習を進めることができ、また何度も繰り返し学習することができます。
 通学の講座の場合、例えば毎週一回で10ヶ月の講座なら、10ヶ月かけないと終了することができません。したがって、学習の進捗スピードが決められてしまいます。しかも、講義内容を一気に繰り返して聞くことができません。これでは、受講生自身が相当の努力をしないと記憶を定着できません。
 ですが、通信講座であれば、3日に1回や1日に1回といったスピードで進めることが可能です。休日などには複数回の講義を一気に進めることも可能となります。そうすると、非常に短い期間で一通りの学習を終えることができます。このため、短期間に全講義を一巡させ、その後さらに第1回から繰り返し学習していくということも可能になります。
 勉強は、繰り返し復習するということが非常に大切です。繰り返すことによって理解を深め、記憶を定着させ、実力を上げることができます。凝縮基礎短答講座では、このように非常に効率よい学習方法をとることができます

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テキスト

凝縮基礎短答講座では、次のようなテキストを使用して講義を進めます。
特に凝縮基礎レジュメは、短答試験対策、論文試験対策の両方を意識した構造になっています。
また、すべてのテキストが、最新の法改正に完全対応した最新版のテキストとなっております。
ぜひ活用してください。

短答演習問題集(抜粋)

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スケジュール

凝縮基礎短答講座は、次のように講義を進めます。

各回の講義進行

講義・短答演習 第1回〜30回

<講義> 講義では、法体系、全体像、基礎を解説すると共に、キーワードを含めて短答試験のポイント、論文試験のポイントも解説致します。
これにより、本試験の合格力を着実に養います。

<短答演習>

短答演習では、過去問ベースの問題を、頻出部分を中心に解答して頂きます。
これにより、実際にどのように本試験で問われるのか、また何をどのように覚えなければならないのかを理解し、本試験合格を一直線に目指して頂きます。

<短答演習の解説>

短答演習で解答していただいた問題について解説致します。
ここでは、基礎の理解を深めると共に、間違いやすいポイントや、注意しなければいけないポイントを適宜指摘し、本試験合格を目指す講義展開を致します。

論文演習 3回(特実、意匠、商標)

<論文演習>
論文演習では、論文の基本的な問題を出題し、実際に答案に記載する演習を行います。
問題は、事例問題に対応できる力を養うための基本問題となっています。
これにより、法体系の理解度を確認できるとともに、論文の基本的なスタイルや書き方を学び、論文試験の勉強をスムーズに進めることができます。

<論文演習の解説>
論文演習で解答していただいた問題について解説致します。
ここでは、基礎の理解を深めると共に、論文作成の思考法や書き方を解説致します。
これにより、論文に何を書くべきか、どう考えるべきかといった論文作成の骨格を理解できます。

講義全体のスケジュール

講義(演習も含む)は全30回で、次のような配分となっております。

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凝縮基礎短答講座 各コースのご利用方法

凝縮基礎短答講座(スタンダードコース、プレミアムコース)の使い方

  • (1) 基礎講座などで一通り学んだが、短答試験の結果につながらなかったため、再度基礎をふまえつつ短答試験につなげる学習をする。
  • (2) 短答試験、論文試験の対策に今ひとつつながっていない基礎知識を、各試験対策につなげていく。
  • (3) 基礎から初めて、効率よく学習し、短期合格を目指す。

プレミアムコースの使い方

  • (1) 凝縮基礎短答講座の総まとめとしてオーソドックスな論文試験を全文書きし、知識定着の確認と論文対策への足がかりをつける。
  • (2) 論文答案の採点と電話講評を受け、採点者に伝わらない記載や冗長な記載がない適切な答案を学習早期に書けるようにする。

受講対象者

弁理士試験の短期合格を目指す凝縮基礎短答講座は、次の受験生を対象としています。

  • (1) 一通り学んだが、短答試験の結果に繋がらなかった方。
  • (2) 基礎知識と、短答・論文の試験対策とのリンクがとれない方。
  • (3) 基礎から初めて、効率よく学習し短期合格を目指したい方。

受講のお申し込み

受講を希望される方は、ご希望の講義媒体(mp3,DVD)に対応する下記の「カートに入れる」ボタンをクリックして、必要事項のご入力画面へお進みください。
必要事項の入力画面(ショッピングカート)が表示されます。

  

※講義媒体
   mp3は、MP3プレーヤー、およびパソコンで視聴できます(音声のみ)。CDに記録されています。
   DVDは、通常のDVDプレーヤー、およびパソコンで視聴できます(映像と音声)。

スタンダードコース(基礎+短答演習+論文演習:自己採点)のお申し込み

   凝縮基礎短答講座(スタンダードコース) 講義媒体:mp3 価格:\219,200
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  凝縮基礎短答講座(スタンダードコース) 講義媒体:DVD 価格:\230,000
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プレミアムコース(基礎+短答演習+論文演習:講師採点とマンツーマン指導)のお申し込み

  凝縮基礎短答講座(プレミアムコース) 講義媒体:mp3 価格:\240,800
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  凝縮基礎短答講座(プレミアムコース) 講義媒体:DVD 価格:\251,600   
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